若年性認知症の要介護認定

若年性認知症の要介護認定

要介護認定とは何なのか?

食事の介助をしているイメージ要介護認定とは、日常生活に支障の出ている患者さんが、どのくらいの支援やサービスが受けられるかを認定・判定するものです。介護保険制度が導入されてからできた制度です。

 

まずは、お住まいの区役所や市役所に申請を出します。すると担当者が、病院や介護施設、自宅へと訪問してきます。そして要介護認定の書類に基づいて、担当者が患者さんにいくつか質問をしていきます。

 

質問内容は、日常生活の状態、問題行動(認知症)の状態、機能状態(歩けるかなど)、医療関係状態の質問に分かれます。

 

ちなみにこの質問内容などの基準は、全国で統一されています。また、病気によって書類の内容が変わることもありません。若年性認知症用の要介護認定書があるわけではないんですね。

 

そして、診察している医師の意見書と申請書を合わせて、コンピューターによる一時判定をします。その後、介護認定審査会なる人たちによる二次判定が行われ、最終的な「要介護度」というものが出るのです。

 

要介護度は1〜5まで段階があります。「1」が一番軽いもので、「5」になると全介護が必要な状態であるといった判定になるわけです。

 

医療の現場から要介護認定に物申す!

若年性認知症,要介護認定この要介護認定が今、変わりつつあるのです。
いい方向に変わるならば大歓迎ですが、残念ながらその逆に変わりつつあるんです。

 

認知症の患者さんが、自分で間違った薬を内服をすることは珍しいことではありません。物の分別が付きにくくなっているので、当たり前のことですね。

 

しかしこれに対して、「自分で薬を飲んでいるのだから自立している」と判定されてしまう場合があるのです。

 

私は明らかにこれはおかしいと思います。
若年性認知症の患者さんを大変な思いで介護しているのに、要介護認定がその結果「1」と診断され、何のサービスや援助も受け入れてもらえないというケースが多くなっている現状があります。

 

矛盾したこの要介護認定の変更に、私たち医療従事者も戸惑いと怒りがこみ上げてきています。みなさんはどう思われますか??