若年性認知症患者を看護して

若年性認知症患者を看護して〜その1〜

20代の男性患者でした・・・

カルテを見ている看護師のイメージ私は以前、20歳代男性の若年性認知症患者を看護した経験があります。

 

ちなみに今はほとんどが、受け持ち性の看護(※)をしていますが、当時は違いました。出勤した日に彼が受け持ちになっていれば、日中は私が看護をすると言った具合なのです。

 

当時、私が働いていた病棟は精神科ではありませんでした。

 

若年性認知症の患者さんが、たまたま他の病気で入院してきたということだけなのです。なので、もちろん通常の開放された病棟で、常に彼からは目が離せない状況でした。

 

彼は軽症な方でしたが、父親と妹の顔は分からないようでした。
でも母親の顔は理解していました。

 

彼の母親は仕事をしていたのですが、仕事帰りに面会にきて、面会時間の最後まで看ているという状態でした。

 

ただ、日中は我々看護師が彼を看ていなければなりません。しかし、彼一人だけを看ているわけではないのです。

 

他の患者さんを看ている間に、歩いてどこか別の患者さんのところに行ってしまったり、病棟をフラフラ移動したりするようなことが多かったです。

 

でも彼は比較的、素直な性格で暴れたりしなかったので、看護者側から見たらあまり危険な患者さんではありませんでした。しかしそんな彼も、いつも大人しい訳ではありませんでした・・・。

 

〜その2〜へ続く・・・

受け持ち性看護とは?

現在は、患者さんの入院から退院まで、同じ看護師が看護に当たります。入院時から退院後の相談も、受け持ちの担当看護師が対応します。

 

以前はこの受け持ち性看護では無かった為に、出勤して初めてその日の担当する患者さんが分かるというシステムでした。日によって看る患者さんが違ったんですね。

 

この制度が導入された時は、看護師には重荷になってはいました。しかし私は、この受け持ち性看護は患者さんとの信頼関係が築きやすくて良かったと思います。